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◆Amazon Japan G.K.とはなんですか?
こんにちは、つっちーです。
今日は、メルマガ読者の方から頂いた質問に
答えてきます。
よくある質問として・・・
Amazon Japan G.K.とはなんですか?
と聞かれる事があります。
先に答えお伝えすると、
アマゾンジャパン合同会社
Amazon Japan Goudou Kaisha
の「Goudou Kaisha」の頭文字を取って、
G.K.と表記している状況があります。
詐欺や偽物ではないので大丈夫!
一時期、amazonで頼んだ商品が届かなかったり、
悪質な出品者の影響で、偽物が届いたり・・・
みたいな、詐欺的な出来事があったので、
「amazonの偽物なんじゃないか?」
「本当に大丈夫なのか?」
と心配になってしまう人もいるかもしれませんが、
ちゃんとした本物のアマゾンなので大丈夫です!
で、結論はこれで終わりなんですが、
アマゾンはわざわざ日本で認知度も人気も高い
「株式会社」から「合同会社」に変えた経緯があります。
その変えた背景には大きな理由があり、
アマゾンが考えている戦略があると言えます。
今日は、表面的な理解であさーく終わってしまうのではなく、
もっと、深い部分まで考えてお話して行きます。
◆そもそもなぜ、株式会社から合同会社に変えたの?
アマゾンというのは、もともと、
アマゾンジャパン株式会社
アマゾンジャパン・ロジスティクス株式会社
この2つの会社がありました。
ロジスティックスと名乗っている方は、
配送センターを主に取り仕切っている会社となります。
この2つの会社が1つになり、
株式会社から合同会社になりました。
財布の中身、いちいち見られなくないでしょ・・・。
で、株式会社と合同会社の違いの一つとして、
決算を公表する必要があるかないか。
という違いがあります。
今年の売上がいくらだったか?
利益はどれぐらいか?みたいなのを、
株式会社の場合は公表しなければいけません。
その一方で、合同会社であれば、
それを公表する義務が無いので、
オープンにする必要が無いのです。
アマゾンほど儲かっている企業であれば、
そこをオープンにしてもいいじゃん。って思いますし、
僕もそういう考えがありました・・・。
でも、これを個人に当てはめて考えた場合
いくら儲かってるからと言っても、
僕らだって、今年の年収は○○円で、
使ったお金は○○円。貯金は○○円・・・。
なんて事を、世の中の全員に向かって
言いたくないですし、
自分の財布の中身を見せるような事は
僕もしたくありません。
しかも、アマゾンほど儲かってる企業であれば、
その金額をオープンにする事で、ひがみや妬み、
やっかみなど、やいのやいの言われる状況が
あるかもしれません。
そういった部分を考慮に入れた事が、
1つ目の理由なんじゃないかと推測します。
俺らも上司や親に色々ガミガミ言われたら、うっとおしく感じる
株式会社の場合、
会社の中で大きな事を決める時に、
株主総会と、取締役会という会議を
2回しなければなりません。
それに対して、合同会社の場合は、
社員総会という会議を1回だけすればいいので、
意思決定のスピードがスムーズになる。
そして、ここで肝になってくるのは
株式会社を運営する上で必要な
「株主総会」になってくると言えます。
株主とは、簡単に言ったら
その会社にお金を出して株を買い、
経営や事業に色々と口を出せる人。
株を持ってる主、という事になりますが、
そうすると、アメリカ本国の指示を受けて
アマゾンジャパンを運営するのに、
色々とめんどくさかったり、
コントロールしにくい部分が発生する。
例えば今
アマゾンは、トラックでの配送ではなく、
ドローンを使った配送システムなどを考えています。
すごく革新的ですし、そんな未来を考えるだけで
めちゃめちゃワクワクしますが、とある株主が、
「そんな事するの、危なくね?やめよーぜ!」
「そんな、技術開発にお金使うぐらいだったら、
俺ら株主に、もっと配当金のお金をくばれっ!」
「ドローンよりも、既存のヤマトや佐川といった配送業者に
適切な賃金報酬を払う事によって、もっとシッカリとした
輸送ネットワークを作るべきだっ!!」
そんな感じで、色々な事を言われる状況は
充分に考えられます。
それって、アマゾンからしたら
ちょーめんどくさい以外の何物でも無いわけです。
僕らだって、
一生懸命打ち込んでるゲームや趣味を、
親や恋人に色々と言われたり、文句ぶーたれたりしたら、
イラッとするしうっとおしく思います。
仕事、めっちゃ頑張って一生懸命やってるのに、
上司に理解されずガミガミ言われるのも、
めちゃめちゃ「うるせーな(怒)」って感じます。
それと同じで、次から次へと、
世の中を前に進ませる革新的なサービスを考え、
それを実現しているアマゾンからすると、
ゴチャゴチャ言われるのめんどくさい・・・。
その他にも経営の事、買収面など、
色々と対策しなければいけない部分を
最初から無くす為に合同会社に変えた・・・。
というのも、理由の一つなのではと考える面があります。
校則でしばられる学校なんて、クソだと思ったのは俺だけだろうか?
会社を作る時には、
「定款(ていかん)」というものが必要です。
簡単に言ったら、その会社の
最も重要な決まり事みたいなものなんですが、
すーーーっごく簡単に分かりやすく言えば、
学校の校則みたいなものです。
校則はある意味で、
学校で過ごすための重要な決まり事。って感じですが、
茶髪ダメ。
ピアスダメ。
カラコンダメ。
スマホ、携帯ダメ。
スカート丈○○cmより短いのダメ。
登下校時、ゲーセンダメ。
などなど、色んな校則があって、
ハッキリ言って自由ではありません・・・。
これは会社の定款も同じで、
株式会社はあまり自由度が高くないのですが、
合同会社は、会社における決まり事の
自由度が高いので、
例えば、新しい仕事をしてみたい。
新規事業に参入してみたい。と考えた時に、
非常にやりやすい面があります。
そんな自由度の高さをとったのも、
何と言っても、本社が自由の国アメリカにある
アマゾンならではの選択だと言えるかもしれません。
◆お金的にはどうなの?
なんだかんだ言って、お金の面はどうなのか?
この部分については、
いつもお世話になっている税理士さんに聞いたのですが、
会社を立ち上げる時の費用面で、
合同会社の方が15万円ほど安くできるので
その点はメリットだと言えます。
しかし、アマゾンほどの規模間の会社が、
たった15万円の為に動くとは考えにくいですし、
むしろ、株式会社から合同会社へ
変更する為の手続きにかかるお金の方が
費用的には高いです。
そう考えると、お金の面の問題ではなく、
やはり、先にお伝えしたうな、
会社を運営する上でのやりやすさ、自由度
という部分を考えて、合同会社にした状況が
あると考えるのが自然だと思います。
◆アップルやDMM.com、西友も合同会社だって知ってた?
で、この合同会社に変えた会社というのは、
アマゾンだけではなく、アップル、DMM.com、西友も
その形をとっています。
ちなみに西友も、今は世界最大のスーパーマーケット、
ウォルマートのグループ会社なので外国資本です。
これは、アメリカの会社の方式
考え方が合同会社に近い面があり、
その事で、外資が入っている会社は
合同会社のスタイルをとっている。
という話しを聞いた事もあります。
でもそれ以上に、
色々とめんどくさい会議などをせずに済み、
意思決定のスピードが段違いに早い。
今の時代、物事の移り変わりや早く、
色々な事が消費される状況において、
少しでもで遅れたり、スピードが遅ければ
すぐに取り残されてしまう・・・。
そんな会社の経営において、
とにかく素早い経営判断ができる。
という戦略があって、合同会社に変更した状況が
あると考えられます。
そんな感じで、
今回は、Amazon Japan G.K.の「G.K.」とはなんぞや?
という話しから、企業の考えや戦略に関してお伝えしました。
改めての結論は、
俺らアマゾンは人からゴチャゴチャ言われのイヤだし、
これからも自由にやって、めちゃめちゃスピード感持って
世の中変えていくぜっ!
って事なんだと思います(笑)
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